OODAループ
こんばんは、vassal_hiroです。
引越しまであと僅かです。おかげで少し忙しい状況です。
まだ大した人生経験があるわけでは無いのですが、引越しをする際に
思うことは、やはり人間というか組織の作ったシステムがここまで
生活に密着しているな、ということです。
要するに、人一人が生活するうえで、これほどの行政・公共システム、
あるいは民間企業の恩恵を受けていることに感謝するわけです。
その反面、手続きが意外と多いことに驚き、めんどくさく感じるわけでもあります。
今日はOODAループについて書こうとしていたのですが、部屋の不用品処分が
全然片付いていないので、エッセンスのみ記載します。
思い立つことがあれば、後に詳しく論じます。(未定ですが)
OODAループとは観察、志向、決定、行動のサイクルを中心にすえた戦略理論で
あるわけですが、根本的な出発点は個人、とくに空軍のパイロットの戦術理論です。
つまり、いかに戦闘に勝つかが思考の出発点であり、これをいかに戦争に勝つかという
戦略のレベルまで昇華したものに当たります。
(次いでながら、OODAループは意思決定論でもあるわけです。)
長期的な戦略見積もりであれば、観察⇒志向⇒決定という直線的な思考プロセスでも
かまわないのですが、より短期的な戦略や、もっと直接的な作戦、戦術、戦闘のレベル
では、現場で起こる不確実性の影響を強く受けるため、絶えず新しい情報を下に
判断を下す必要があります。
て書いていると、時間がなくなるので(汗
最後の結論だけ言うなら
「意思決定のサイクルの回転が相対的に早ければ戦争に勝てる」
「だからこそ、味方の意思決定のサイクルの回転速度を上げることが必要」
「相手の意思決定に入り込み、サイクルの回転速度を落とすことが必要」
ということです。
ビジネスにも応用される理由がよく分かりますね。
ものすごく論理展開を省いているので、気になる方はこちらをご参照あれ。
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ウェブサイトにも解説があります。
松永太郎「アメリカ空軍と孫子の兵法 −ジョン・ボイドのOODAループ」
http://www.melma.com/backnumber_133212_3186563/
あとはwikipediaでしょうか。英語版は気合入りすぎです。
http://en.wikipedia.org/wiki/OODA_Loop