フラット化する世界

超絶ご無沙汰しております、vassal_hiroです。かなりの間放置していましたが、私は元気です。生存確認できるよう、いちおうtwitterブログパーツを貼りつけてます。


さて、ここ最近まで仕事があまりにも立て込んでいて、まとまった日記を書く時間がありませんでした。そのかわり、twitterで意味不明なひとりごとを書いていました。が、ここ一週間くらいは次の案件にとりかかるまでのしばしの暇モードでして、次の仕事で必要となるアセンブラ習得に費やしていました。いや、これまでデバッグでメモリは見ることはあれど、さすがにレジスタとかプログラムカウンタとか一切気にしたことがありませんでしたが、コンピュータはああして動いていることを身を持って知りました。なにせアセンブラの場合、サブルーチンをコールするまえにプロシージャレジスタをスタックに退避しないとサブルーチンからもどってきて呼び出し元に戻ろうとすると、無限ループに陥りますから。C言語C++高級言語のありがたみをものすごく感じています。ただ、同期のVB使いの人に言わせるとCやC++VBとかJavaに比べるとポインタを意識したりコード量が増えたりしないといけないので面倒みたいです。


話は代わり、(先々週くらいに)ようやくトーマス・フリードマンの『フラット化する世界―経済の大転換と人間の未来』を完読致しましたよ!

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)

フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

フラット化する世界 [増補改訂版] (下)

内容は基本的には「共同作業を可能にするテクノロジーの発達(ソフトウェアや通信インフラ、社会制度やビジネスモデルなどなどの発達)により、国家・時間を超えた仕事の行き来が起こり、これまで安泰だった仕事がどんどん他所の地域にうつっちゃうよ!」てな話です。そのため、各人は「フラット化」した世界で食いっぱぐれないように自ら奮闘しないといけないし、教育もそれに対応した形に再構築したほうがいいよ的な内容です。具体的にどんな仕事がフラット化の影響を受けるかというと、ネットワークを介しても品質が低下しないもの、ほかの代替手段があるもの、コンピュータで実行できるものだそう。ちなみに、私の属するIT産業なんか典型的ですな。あとは会計とか弁護士業務も最近はその傾向が高まっている人のこと。大前研一さんが前から描いている内容と似た感じでした。(ちなみに『フラット化する世界』の中にも大前研一さんが一部インタビューとして出てきますw)
いい刺激を受ける本であることは間違いの逸品です。国際関係論的なインパクトは同著者の『レクサスとオリーブの木』に負けるとは思いますが、経済的・社会的にはこちらが優位かと。
内容を日露戦争的な表現でものすごく乱暴に要約すると、「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」ということにつきるのでしょうな!(嘘です


ではでは。