インテリジェンスの理論ってなあに?

さて、本日はインテリジェンスの理論の本をご紹介。

インテリジェンス入門―利益を実現する知識の創造

インテリジェンス入門―利益を実現する知識の創造

佐藤優的な本をイメージして手に取ると痛い目にあうかもしれません(汗
バリバリの理論書です。うさんくささ0%(ではないかもしれませんが、きわめて学術的見地に立っています)、おどろきの白さです。
この本では、まずインテリジェンスという用語の定義から始まります。いいですねー。国際関係理論家(かぶれの私)からすると惚れ惚れします。(事象の曖昧さはみとめる立場ではありますが)定義なき言葉、曖昧な言葉を使用する議論ほど意味がないものはないと信じて疑わない私です。

話がそれました。北岡元さんの言葉を引用しますと、要するにインテリジェンスとは

1. 情報資料(インフォメーション)から作成され、
2. 情報資料を収集・分析・評価し、
3. そして判断・行動するための知識である!

ということです。
であるならば、なぜインテリジェンス(判断・行動するための知識)が必要なのか。それは、インテリジェンスを活用することでインテリジェンス活用者が利益を得ることにあるといえます。利益とは何ぞや、という定義も必要な議論になってきますが、ここでは学術的厳密さを少し省いて簡単に置き換えると、経済学用語で言うところの効用に該当するかと思われます。インテリジェンスを活用し、脅威を低減させる、防止する、こちらから仕掛けて利得を奪取するなどなどです。


では、インテリジェンスってどうつくられんの?ということですが、長くなったのでまた後日。
なんだか長いシリーズになりそうで怖いところですw


ではでは。